内臓疲労と肩こりの関係|自律神経が関与する“見えない原因”とは?
「肩を揉んでもすぐに戻る」「朝から肩が重い」──
そんな肩こりの原因が、実は内臓の疲れかもしれません。
本記事では、内臓疲労 → 自律神経の乱れ → 肩こりという“深いしくみ”を
神経・反射・血流の観点からわかりやすく解説します。
内臓と肩の筋肉は「神経」でつながっている
肩こりの多くは、内臓と同じ神経ルートから出ている筋肉に起こります。
たとえば、胃は胸椎5〜9番レベル、肝臓は胸椎7〜10番、小腸は腰椎1〜3番など、
各内臓は脊髄の特定レベル
同じ神経ルートには、背中や肩の筋肉も含まれており、内臓が疲れると反射的に筋肉がこわばる仕組みがあるのです。
「内臓体性反射」とは?
内臓にトラブルがあると、それと関連する筋肉に無意識の緊張が起きます。
これは「内臓体性反射」と呼ばれ、防御反応の一種です。
たとえば胃が疲れると、同じ神経領域である肩甲骨の内側〜背中にコリが現れます。
自律神経がどう関与するのか?
自律神経とは?
自律神経は「交感神経(緊張・活動)」と「副交感神経(休息・回復)」の2系統からなり、
内臓・血管・筋肉などを24時間無意識にコントロールしています。
内臓が疲れると、自律神経が乱れる
暴飲暴食・ストレス・寝不足などで内臓が疲弊すると、副交感神経の働きが弱まり、交感神経が優位になります。
その結果、以下のような変化が体に現れます。
- 血管が収縮 → 筋肉への血流が減少
- 筋肉がこわばる → 老廃物がたまる
- 呼吸が浅くなる → 酸素不足が悪化
- 眠っても回復しない
これが「肩こりがずっと治らない」背景にある、隠れた悪循環です。
背骨が“交差点”になっている
自律神経は背骨(脊髄)から全身に枝分かれしており、
内臓も、肩の筋肉も、同じ神経の“乗り換え駅”を使っています。
つまり、一方(内臓)が乱れれば、もう一方(肩の筋肉)にも影響が出るのです。
この肩こり、内臓疲労が原因かも?
以下のような肩こりには、内臓のケアが必要かもしれません:
- マッサージしてもすぐ戻る
- 朝から重だるい
- 食後に肩こりが悪化する
- 背中や肩の“内側”がズーンと不快
- お腹の張りや便秘もある
まとめ|肩こりの根本は「内臓」から見直す
肩こりは「筋肉の問題」と決めつけてしまいがちですが、
内臓の疲れ → 自律神経の乱れ → 血流悪化 → 筋肉のコリという深いルートが存在します。
表面だけをほぐすより、原因の火元=内臓や神経のケアが回復への近道です。









