「検査では異常なし」でも、めまいが続く理由
「ふわっと地面が浮くような感覚がする」
「目の前が揺れる感じがあるけど、脳も耳も“異常なし”」
そんな原因不明の“めまい”に悩まされていませんか?
実はその症状、肩こりや首の緊張が深く関わっている可能性があります。
一見関係なさそうに見える「肩」と「耳」ですが、
体の構造や神経のしくみをたどると、確かな関連性が見えてきます。
なぜ“肩こり”が“めまい”を引き起こすのか?
バランス感覚はどこで感じているのか?
人がふらつかずに立っていられるのは、耳の奥にある三半規管や前庭という器官が、
体の傾きや動きを感じ取り、脳へ正確に情報を送っているからです。
このバランス感覚のセンサーは、血流や神経の状態に非常に敏感で、
どちらかに問題が起きると、めまいのような不安定感が生まれやすくなります。
「首こり・肩こり」のある人の約40%が“めまい”を経験
実際に、首や肩の痛みがある人のうち約4割が“めまい”を感じているという調査結果があります。
「首こり・肩こり」のある人の約40%が“めまい”を経験
めまいあり
めまいなし
| めまいあり | めまいなし |
|---|---|
| 40% | 60% |
※この割合は、スウェーデンを含む欧州の多施設共同研究(PMCID: PMC8790272)のデータをもとに作成しています。
血流と神経、それぞれの視点から起こる“めまい”
1. 血流が悪くなると三半規管が酸欠状態に
- 内耳へ血液を送る「内耳動脈」は非常に細く、バイパスがない
- 筋肉の緊張で首の血管(椎骨動脈)が圧迫される
- 三半規管が酸欠になり、誤作動を起こして“揺れ”を感じる
2. 神経の伝達異常によって中枢が過敏に
- 前庭神経の通り道にある筋群が硬くなり、滑走を妨げる
- 自律神経が過緊張になり、脳が敏感に反応しやすくなる
腱引きではどうアプローチするのか?
- 表層だけでなく、深層筋・腱・神経の“通り道”を調整
- 斜角筋・胸鎖乳突筋・後頭下筋群など、血流・神経に影響する部位にアプローチ
- 構造を整えることで、再発しにくい状態をつくる
まとめ
「肩こりでめまいが起こるなんて…」と思われるかもしれませんが、
血管・神経・構造という3つの視点から見ると、それはごく自然な現象でもあります。
原因がはっきりしない“ふわっとしためまい”に悩まれている方は、
肩こり・首こりの見直しから始めてみるのも、一つの手がかりになるはずです。









