【眠れない原因は“首”だった?】不眠と自律神経にアプローチする腱引き施術の真価とは
「夜なかなか寝つけない」「眠りが浅くて何度も目が覚める」「朝になってもスッキリしない」──
そんな不眠の悩み、実は“首や肩のこり”が原因で自律神経の切り替えがうまくいっていない可能性があります。
自律神経と不眠のつながり
人間の体には、「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」という2つの自律神経があります。
- 交感神経:緊張・集中・ストレス時に優位
- 副交感神経:リラックス・回復・睡眠時に優位
夜に自然と眠るには、副交感神経が優位になる切り替えが不可欠です。
実際のデータで見る:「肩こり」と「不眠」の関係
不眠と肩こりの関係を示す調査では、肩こりがある人の約70%が不眠を訴えているのに対し、肩こりがない人では約35%と、2倍の差が出ています。
この差は、筋肉の緊張が自律神経に影響を及ぼしていることを示唆する重要なデータです。
※出典:エーザイ「肩こり・腰痛と睡眠に関する実態調査」より再構成
カギを握るのは「迷走神経」
副交感神経の中心的なルートが「迷走神経(vagus nerve)」です。
- 副交感神経の75%以上を担当する重要な神経
- 脳幹から出て、首・胸・腹部の臓器まで広く支配
- 呼吸・心拍・消化・免疫など、体の“回復機能”を調整
この迷走神経がスムーズに働くことで、体は自然とリラックスモードへ移行し、深い眠りに入りやすくなります。
ところが、首や肩がこっていると…
- 首周辺の筋肉が迷走神経を物理的に圧迫
- 呼吸が浅くなる → 迷走神経の働きが鈍くなる
- 交感神経が過剰に働いたまま → 寝ようとしてもスイッチが切り替わらない
腱引き施術が「眠れる体」を取り戻す一手に
腱引きでは、首〜肩〜胸部の筋肉や腱をゆるめて、迷走神経の通り道を開放します。
- 筋肉の緊張が取れる → 血流・神経伝達が回復
- 呼吸が深くなる → 副交感神経が活性化
- 結果的に:「眠れる体」へスイッチが切り替わる
リンパも流れ出す──“副産物”ではなく回復の本質
筋肉がゆるむと、筋ポンプや呼吸ポンプが回復し、リンパの流れも改善します。
リンパとは、老廃物・炎症性物質・余分な水分を回収する“体の下水道”のようなもの。詰まると疲労・むくみ・免疫低下の原因に。
リンパが流れるとこんなメリットが
- だるさ・倦怠感の軽減
- こり・痛みの緩和
- 顔や手足のむくみが取れる
- 脳がスッキリ → 睡眠の質が上がる
- 免疫力アップ
迷走神経の回復 × リンパの流れの回復。このダブル効果こそが、腱引き施術の本質的な魅力です。
まとめ:眠れないあなたへ
- 不眠の原因は「首や肩のこわばり」が関係している可能性がある
- 筋肉の緊張は迷走神経の圧迫を引き起こし、自律神経の切り替えを阻害する
- 腱引き施術で筋緊張をゆるめれば、呼吸・神経・リンパが整い「眠れる体」になる
眠りたいのに眠れない──
眠れない毎日を変える一歩として、「首から整える」ことを意識してみてください。









